平均寿命

平均寿命(平均余命)なる統計がある。


現在の日本人の場合、70代後半から80代前半ということらしい。これが、「死をを抑圧」している日本人社会の風潮と正に見合っている。他者が70代まで生きているのだから、”自分もその年齢まで生きるだろう”という馬鹿げた思い込みを庶民に与えている。

「人は自分以外の者は全て死ぬものだと思っている」という格言は一体どこへ行ったのか?

10代、20代で死ぬ者も多く、逆に100歳ほどまで生きる者も少数ながら存在している。こうした例外的人々のお陰で、平均寿命なるものも有り得る訳だ。

一体どういう根拠で、自分は平均寿命まで生きられると思い込んでいるであろうか?

いくら健康に気をつけていても、事故死や事件その他の原因で早逝している例はまま見られる。

一般に、多くの人は自分の死期を知らない。このため、自分も他者同様、70代、80代まで生きるだろうと、漠然と期待しているに過ぎない。